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執筆者の写真鳴海 優斗

円安による不動産購入への影響



 こんにちは!

 暑くなったり寒くなったり忙しい気温の毎日が続いていますね。

 札幌は今週末から天気が良くないみたいなので、皆様体調お気をつけて下さい。


 本日は!最近よく耳にし、お客様との話題にもなる【円安】について、不動産業者としての意見を述べてみようと思います。

 その前にいち人間として一言。さすがにひやひやしてきました!

 今年に入ってから日用品や食品で多くの値上げがありましたが、来年再来年のことを考えると今から恐ろしいです。

 スマホに関しても私はiPhoneユーザーではないですが、次に日本で発売されるiPhoneは一体いくらになるのでしょうか。



 それでは本題の不動産市場において起こりうる影響を語っていきます。


 現在の不動産市場は、コロナウイルスの流行が始まってからのウッドショック、さらにはアイアンショック、解体費用の高騰など新築住宅を購入する人からすると向かい風が続いている状況です。

 そこに円安が加わると…輸入物価の上昇から国内物価も上昇し、木材や鋼材など建築に関わる材料価格が今よりもさらに高騰する可能性があります。

 住宅に使用する木材も国内生産のものを使用する動きが増えてきているようですが、それでもまだまだ輸入材に頼らざるを得ません。

 住宅を新築する方は、間取りの見直し(本当にそのスペースが必要か)や住宅設備の見直し(グレード等)をより慎重に行う必要が出てきました。

 

 そして新築住宅の価格が上がるということは、付随して中古住宅の価格も上がります。これは新築住宅から中古住宅購入に切り替える人が出てきて中古住宅の需要が高まるためです。

 中古住宅を購入する方が検討する部分は、建物は既に完成しているため、立地の優先順位(小学校区が近い方が良い、JRが近い方が良い、目の前が公園の土地が良い等)を見直す必要があります。

 そして新築住宅でも中古住宅でも最も大切な部分が、住宅ローンについてです。


 これは円安における不動産市場への影響の二つ目になりますが、住宅ローン金利が今後上昇する可能性があるということです。


 金利の根本的な仕組みとしてインフレの時(物価が上昇する時)に、金利が上昇すると言われています。物価だけ見るとまさしく現在もしくは今後数年がそのタイミングです。

 過去10数年は変動金利が低水準のままほぼ横ばいで推移してきましたが、フラット35などの長期固定金利もここ数ヶ月上昇傾向にあります。

 『これからも金利は大きく変わらないだろう』ではなく、『金利が上昇するかもしれない』ことを視野に入れて住宅ローンを購入することが大切です。

 


 ここまで住宅購入に関して少々不安を煽るような内容になりましたが、これが現状の不動産市場です。今回お伝えしたかったのは、現状を知った上で計画を改めて見直し必要であれば調整することが非常に大切ということです。


 また、住宅ローン金利が上がる可能性を話しましたが、もちろんこれから日本が様々な政策を打ち出して住宅ローン金利が大きく変わらない可能性や補助金等の施策が打ち出される可能性もあります。現に住宅ローン控除も改正されて、新築住宅は住宅ローン控除適用期間が従来の10年間から13年間と3年延びたり、中古住宅は住宅ローン控除を利用できる築年数要件が築25年以内(木造住宅は築20年)から昭和57年以降に建築された建物(新耐震基準の建物)まで緩和されました。


 いつもお客様にはお話し致しますが住宅ローン金利の推移に関して不動産業者も予言者ではないので、確実に今後どうなるとは言えず、今までの傾向と現在の状況からの推測でしかアドバイスをすることが出来ません。

 大切なのはお客様自身もある程度住宅ローンに対しての知識をつけ、考えることだと思います。住宅ローンを組む場合は、長期で付き合っていくものになりますので、調べて損をすることはないです!

 不動産に関しての知識は基本的にわたしたち不動産業者にお任せ頂いて良いですが、ご自身でも知識があると取引の際にはより安心できるかと思います。

 

 このブログでも可能な限り不動産や住宅ローンに関する知識などをあげていきますので、お時間がある時は定期的に見て頂けると嬉しいです。


 一緒に理想のマイホーム購入・維持に向けて頑張りましょう(^-^)


 

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