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 A. 査定金額は業者により異なりますが、高ければ良いというものではありません。

​　査定金額が不動産業者によって異なるのは大きく二つの理由があります。

​一つ目は、取引事例の収集や選定の基準が不動産業者によって異なるからです。通常不動産の査定は出来るだけ類似した物件で最近の取引事例を基に、個別の要因も加味して金額を決めていくのですが、それぞれの条件をどう評価するか、事例と比べて市場は今どう動いているか等をどのように判断するかは不動産業者によって異なるため、金額に差が生まれやすくなります。

​二つ目は、売主様に自社に販売を任せて欲しいという不動産業者の気持ちにあります。売却を検討する際は複数社に査定依頼をする売主様が多いのですが、そうなると売主様によっては一番高い査定金額を出してきた業者に任せたくなる人もいるでしょう。しかし、査定してくれた会社がその金額で買い取ってくれるわけではなく、あくまで売り出し提案価格になります。

​　不動産業者は仲介手数料で成り立っている以上、高く売りたい気持ちは売主様と一緒です。しかし相場とかけ離れた金額で販売し売れ残った場合、売主様の不利益にもなってしまうリスクがあります。

​　不動産売却活動のパートナーである不動産業者を選ぶ際には、査定金額の根拠をしっかりと確認することはもちろん、その会社のサービス、販売活動を行ってくれる担当者も比較して決めることが満足のいく不動産売却へと繋がります。

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