​　一生に一度の大きな買い物と言われているのが住宅購入です。賃貸との大きな違いは、自分の資産として残せるため、住宅ローンを組んで購入する場合でも支払いが終われば月々の負担が大幅に減ることや、リフォーム・リノベーションを自分好みに出来ること、将来は子供に譲ること、事情があって売却をする場合は手元に売却時のお金が残る点が挙げられます。
​　また現在では住宅ローンを組む際にほとんどの銀行で『団体信用生命保険』への加入が義務づけられています。これは万が一ローン名義人が死亡した場合やがんになった場合等に住宅ローンの支払いが全額免除され、残された家族が生活に困らないように資産を残すこともできます。この団体信用生命保険の保険料は、住宅ローン金利に含まれている銀行や別途保険料がかかる銀行もありますので、表面的な金利だけ見て住宅ローンを借りる銀行を選ぶのではく、細かい費用も勘案する必要があります。
　購入のデメリットは、賃貸に比べると様々な諸経費や税金がかかる点や住み替えの際に面倒という点が挙げられます。賃貸であれば基本的には退去する１か月前に貸主様に通知（契約内容によっては異なる）をすれば引っ越しの準備も進められますが、購入した物件を引っ越すとなると、賃貸に出したり、売却に出すなどの必要があり、期間も手続きにも時間がかかってしまいます。希望のスケジュールを不動産業者の担当にきちんと伝えご自身にあった方法で進めていく必要があります。